2015年5月31日日曜日

教科書検定問題

「なんなんだ 一体!」


みなさん、イランカラプテー

上記のタイトルは 毎週水曜10時から放送している「心がポキッとね」というドラマの主人公の口癖です!そしていまのわたしの気持ちといっしょ。(笑)

 わたしの周りには見ているひと少ないんですけど、なぁんかハマっちゃって 毎週欠かさず見ちゃっています。

今日は 教科書検定問題に関して すこし個人的な意見を述べます!以前もすこしだけブログで触れましたね。
4月7日に北海道新聞ではじめて報道されてから、ずっともやもや気になっていたんですが ついに昨日「記述の欠陥は解消された」という閣議決定がなされ…(5月30日 朝刊 北海道新聞


「おいおいおいおい!」

と驚きや怒り… 動揺を隠せないので、一筆書き残しておくことにします。

よく知らない方のために、概要を少しだけ…
日本文教出版の歴史教科書の アイヌに関するセクションにおいて 1899年に施行されたアイヌ民族(当時は旧土人)のための法律 北海道旧土人保護法 に関する記載が

[狩猟採集中心のアイヌの人々の土地を取り上げて、農業を営むようにすすめました]
から↓
[狩猟や漁労中心のアイヌの人々に土地をあたえて、農業中心の生活に変えようとしました]
に、教科書の検定意見によって変更されたという問題でした。
一部学者や関係者から「旧土法の趣旨だけ見れば修正は妥当」という声もあがりましたが、わたしは納得できていません。
だいたい生徒は教科書の中身を一部だけ勉強する訳ではありませんし、「修正された一部箇所」だけをみて「教科書検定に合格」もしくは「修正は妥当だ」と言い切るのは早計です。

教科書検定に要請されているのは 適正な教育内容の維持・教育の中立性の確保 ですからね。

ちなみに この旧土法というのは 同化政策のための最後の法律であり、アイヌ民族の尊厳を脅かした最後の法律でもある と故・野村義一元理事長も仰っていました。
そんな法律を「与えた」などと恩恵主義的に書くのは わたしにとって侮辱でしかありません。

この歴史教科書問題に対して、北海道アイヌ協会は5月17日に行われた総会において

【引用】この修正部分の改定前、改定後の記述はいずれも、明治維新以降に政府主導で強化された北海道開拓(植民地政策)とアイヌの同化政策についての言及がなされず歴史的経過を正しく理解するには不十分な解説になっており、今後は歴史的な経緯を踏まえた適正な記述に改められるよう、教科書出版会社等に働きかける。

と決議しました。良いですよね。
これを機にきちんとした記述になればと期待しました^^

ところが!!!5月30日の新聞報道をみてびっくり…

民主党の鈴木貴子衆議院議員による歴史教科書に関する質問主意書に対し、「(修正によって)記述の欠陥が解消された」という旨の回答が閣議決定されたと言うではないですか!

いやいやいやいや… アイヌに関する歴史教科書の記述の良し悪しを決定するのは誰なんですか。和人が判断するんですか?

改定前の記述だと生徒が「旧土法の趣旨を誤解する」可能性があったが、それが改定後の記述になることによって解消されたなんていう回答はちゃんちゃらおかしいです。
改定後の表現なら 「アイヌだと土地をもらえたのか!」とか「アイヌみんなに土地をやったのか!」と、それこそこのように誤解する生徒が増えるのではないですか。
(⚠️当時 アイヌモシリを略奪した政府は すべての和人、一人ひとりにその土地の大部分を与え、そのあとに 農業をするアイヌだけに、一戸につき和人に与えたものの6分の1以下の荒れた土地しか与えない、という差別的な政策をとりました。漁業や林業やその他の仕事をしているアイヌは土地の下付は受けられませんでした)


「先住民族に関する事項は先住民族と協議する」
最低でも政府にはこれをきちんと守る義務があると思います
そして先住民族団体にはその権利があります

昨年の9月に開かれた世界先住民族会議(WCIP)、国連総会に アイヌを政府代表団として送りましたね。アイヌの声を国政に反映させる姿勢を世界に見せたのではないですか?

もっと、アイヌは自分の権利について学ぶ必要が、 主流社会には先住民族とはなにかを学ぶ必要があると思います。

ではでは… スイ ウヌカアンロー

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