2015年8月14日金曜日

映画ミーティング報告&告知

第10回、第11回 映画ミーティング

みなさん、イランカラテー!

先月の映画ミーティングではロスリンさんが提案してくれた「氷海の伝説」を見る予定でしたが、急きょ変更し 1959年に映画化された「コタンの口笛」という映画を鑑賞しました!
作品情報 コタンの口笛

DVD化されていない作品なので 今では手にするのも難しいですが、「アイヌ民族を主人公にして描かれた」数少ない作品のうちのひとつです。

近年 主流社会が作成する映画のなかでアイヌを描いた作品といえばなんでしょうか?
[主人公にして描かれた作品ってわたしが知る限りないんですけど… ぜひあれば教えてください(笑)]近年の作品だとなんでしょう… 北の零年? 許されざる者?

2000年代に出版された「放送禁止歌」という本がありますが、その時代の社会的背景は 当時の「規制」や「自粛」を通して生み出されたメディアで読み取ることが出来ると思います

現在の状況を読み解くには 「アイヌがアイヌとして描かれたその時代の映像」の推移を考察してみるのもおもしろいやり方ではないかと思い立ち!(笑)この作品を鑑賞しました。

コタンの口笛では、アイヌだ!と言われ差別されている登場人物がいわゆるアイヌ文化を実践する様子は1シーンも描かれていませんでした。(おばあちゃんがユカラを歌う声はすこしながれましたが)

それなのに「あいつはアイヌだから…」「あっイヌがきた!」とさげすまれている
なにが登場人物たちをアイヌたらしめているのでしょう?

またこの作品の中で アイヌを差別する側 と アイヌに優しくする側2つのタイプの和人が描かれています。では その意図とは?優しくする和人の本当の気持ちは?

こんなことを前回のミーティングでは話し合いました!^^


ここからは告知です
過去に製作された「アイヌとして描かれた人物が登場する」作品を追うため、次回の映画ミーティングでは1953年に製作された「君の名は 第2部」という作品を見てみようと思います!

作品情報 君の名は 第2部

第11回 映画ミーティングの詳細は!

日時 8月21日(金曜日) 18:00 ~ 21:00ぐらい
場所 北海道大学 人文・社会科学総合教育研究棟(W棟)W401教室
鑑賞作品 君の名は 第2部

ぜひ一緒にこの作品を通して「これまでアイヌ民族は主流社会にどのように描かれたか」を考察し、これからの北海道はどうあるべきかを考えてみましょう!

ではでは スイ ウヌカアンロー!


2015年8月3日月曜日

イベント告知

今週末はイベントがたくさん


みなさん、イランカラテー^^

今日はイベントを2つ紹介いたします。どちらも学術系のイベントですが、意義深いイベントだと思ったのでご紹介いたします!

ひとつめは
これでイイの?
中学校歴史教科書の記述を考える集会
日時 8月7日(金)
18:30〜20:30
場所 札幌市民ホール 2階
(中央区北1西1)
主催 教科書のアイヌ民族記述を考える会

北海道大学 教授の吉田邦彦さんの講演、中学校歴史教科書8社の記述報告そのあとは意見交換となっています。
吉田邦彦先生は 民法学の教授で、以前読んだ論文も素晴らしくとても勉強になったので、今回の講演も期待しています…!これは行って勉強するしかない!!

わたしも以前ブログで教科書検定問題については書いていますが(リンクは こちら )、この問題は非常に大切な問題で放っておいてはいけません。
お時間のある方はぜひ一緒に意見を出し合いましょう!


そしてふたつめは
国際先住民族の日記念事業
アイヌ民族の歴史軸を考古、口承・史料から考える

日時 8月8日(土)
13:15〜17:00
場所 かでる2・7ビル 4階
主催 北海道アイヌ協会

旭川市博物館から今話題の瀬川拓朗さん(「アイヌ学入門」の執筆者です)、北海道大学アイヌ・先住民研究センターから佐々木利和客員教授、加藤博文教授を迎え
これまで アドオン(付け加えられた)歴史として描かれることの多かったアイヌ民族の歴史をどのように主体性をもって描くべきなのか、そしてそれはアイヌ民族に特化した国立博物館にどのように反映されるべきかを考えます

アイヌ考古学、とくに擦文文化とオホーツク文化における研究で顕著な成果をあげた 東京大学名誉教授 宇田川洋氏の研究をまとめた資料解説のあと、自由討議に質疑応答と濃いイベントになること間違いなし!

今週末はおもしろい時間を過ごせそうですね。

ではでは スイ ウヌカアンロ!



2015年8月2日日曜日

自由学校「遊」

アイヌ入門講座

みなさん、イランカラテー!

先日 7月24日に(...もう2週間以上経ってしまいましたが)行われた 自由学校「遊」さんでの アイヌ入門講座 第3講目のようすをほんのちょっとお届けしたいと思います^^

今回は 一般財団法人アイヌ民族博物館の学芸員 八幡 巴絵さん を講師としてお迎えいたしました。きゃ〜♡
アイヌ民族博物館は1976年に法人設立された白老町にある博物館で、2020年に設立予定の民族共生の象徴となる空間(通称 象徴空間)の運営主体になると言われています。
とってもおもしろい八幡さん♡

「『民族共生の象徴となる空間』を考える」というテーマで、現在の八幡さんのお仕事に絡めてとくに 人材育成 伝承者の育成に関することをお話ししてくれました。
白老町におけるイオル再生事業の一環として 担い手育成事業 というものがありまして、その委託を受けているのがアイヌ民博で 八幡さんはその業務にも従事しているとのことでした!

人を育てることの大変さ、そしてその重要さを身をもって知っている彼女のお話はとても臨場感があって興味深かったです^^

そのなかでとくに、おもしろいなぁと感じたのは 当事者性 のお話で…
(はっ 当事者性という単語で思い出しましたが、大阪での講演の様子をお届けするのをすっかり忘れていました。明日には…笑)

「アイヌ(の学生や若者)でアイヌのことを勉強しようとすると、周りから過度な期待をかけられることがある。あれもやりなさい、これも勉強しなさいと…。そのプレッシャーに勝てないと続けられない。」(なるべく原文のままを意識しました)

この言葉は「あぁなるほど〜」思いました。
和人や外国人がアイヌ民族の文化や歴史について学ぶのとアイヌが学ぶのでは… やはりちょっと本人の見方も、他人からの見られ方も違いますよね。
アイヌのことを勉強するのはやめられますけど、アイヌであることはやめられないし(笑)


う〜ん、さてさてこのアイヌ入門連続講座もつぎは第4回目!
平取・鵡川・帯広・白老… ときて、次回はシティアイヌである私の出番です!(笑)

アイヌ考古学から北海道史を話して、国連の動きと権利宣言、今後の北海道のあるべき姿をみなさんと考えていきたいと思っていますよ〜!!!

次回は 8月28(金) 18:45 ~ 21:45 、@自由学校「遊」

このリンクから申込みできます!
この回だけの参加も可能ですので どんどん来てください^^

それでは スイ ウヌカアンロ〜