2015年9月26日土曜日

using every possible means

アイヌ入門講座


みなさん、イランカラテー!

いつもより振り返り記事を出すのが早いですが…(笑)
昨日の上村英明先生を迎えての講座で、5月から開講していた自由学校「遊」さんでの連続講座が無事終了いたしました。

忙しい最中、札幌まで飛んで来て講座をしてくださった 上村先生には感謝、感謝です。
「自費でだって行くよ」と言ってくれたこととっても嬉しかったです。


2月ごろだったでしょうか〜「自由学校「遊」でアイヌに関する講座を企画しないか」 と事務局の小泉さんに話をいただいて、講座のコーディネート作業だけでなく ひとつひとつの講座に参加することが自分にとって本当に勉強、そして刺激になりました。
講座に参加してくださった方々と一緒に考え、視野を広げていくことが出来たと思っていますよ

5月の「アイヌ協会ってどんな組織?」では 阿部一司副理事長に北海道アイヌ協会の設立/活動経緯を、光野智子さんに 札幌アイヌ協会の活動内容を説明してもらい…


6月の「アイヌ文化に触れよう」では、川上容子さんにアイヌ文化の紹介を、ロスリン・アンさんに「先住民族と文化」の関係性について講演をしてもらいましたね。
容子さんの講義、新鮮でおもしろかったなぁ。もうロスリンサんはNYに帰国してしまいましたが、元気で過ごしているのかな?

7月にはアイヌ民族博物館から八幡巴絵さんをお招きし「象徴空間」についてお話をしてもらいました。白老からわざわざ来てくれて、本当にありがとうございました。
八幡さんの熱い思いが伝わった夜でしたね。

8月はわたしが登壇し「先住民族政策とはなにか」について話し、呉松旆くんには「台湾原住民族のアイデンティティ形成」について話してもらいました。(はっ…自分の回の振り返りを忘れていました…)
若い方も含め予想以上に多くの方が来てくれて、驚嘆したと同時に 自分の出来る限り、精一杯の力で発表できたのではと思っています。

海外の事例を取り入れながら、鵡川・平取・帯広・白老・札幌とひろい地域からアイヌの登壇者を選び フロアからの質問の時間も多くとるように心がけて…
短いながらも濃い講座に出来たと自負しています^^


そして昨日の最終回は「アイヌ問題?!アイヌを学ぶ理由 -戦後70年と植民地を考える視点から見えて来るもの-」というテーマで、私が最も尊敬し 影響を受けた 上村先生 に講演していただきました。

やっぱり なぜアイヌについて学ぶのか なぜそれが重要なのか を一度整理しないことには、根っこがなく 上辺だけの知識になってしまいますからね。発展もしないし(←これ本当に心から思っています)。

なので最後にフレームワーク(思考の枠組みの整理)は絶対にしたかったのです。


上村先生が説明してくださったのは大きく分けて3つです。
① 植民地主義 ② 自己決定権 ③ 「自己決定権」の行使とその実例である森林認証制度

「先住民族」という概念が民族概念ではなく政治的概念である ということは私が先月の講座で説明したところではありますが…

「アイヌが先住民族にさせられてしまった経緯」「大日本帝国の帝国主義・植民地主義への反省」を考察し、脱植民地化するための手段としての「先住民族がもつ民族/人民自決権」の内容についてお話ししてくれました。
私はこのことが先住民族の運動を展開する上で最も重要だと思っています。この基盤がしっかりしていないと 将来どうすればいいのか未来が見えてきません。

GHQスウィング少将の独立打診からFPIC原則、ベルリン五輪まで盛りだくさんの内容だったので、受講された方も「すごい!」と感動したのではないでしょうか!!
国連人権理事会での翁長知事のスピーチ、沖縄の話まで絡めて聞けて、最高に面白かったですね!
森林認証については 以前の紹介ブログがあったので、 こちら にリンクを貼っておきます

う〜ん!最後まで充実した講座でした。こんな経験はなかなかできない。自分は幸せ者です!

そして受講してくださった方に少しでも「自分はいったい何者なんだ」「北海道ってどんな島なんだ」ということを考えるきっかけを与えることが出来たならば 大成功です。

自由学校「遊」さん、登壇してくださった方々そして受講してくださったすべての皆様に感謝です。本当にありがとうございました!イヤイライケレー!





…って、終わりそうでしたが!講座後の先生との会話のなかで 心に残ったやりとりがあるので ひとつだけ書き残します。(笑)

わたしが 
「いま沖縄では 翁長知事のように強いリーダーシップをもった政治家が、琉球のために復権運動を展開している。 しかしふと北海道を振り返ってみると、未だに知事は道外の人間で、アイヌ民族の権利は一向に達成されない/保障されていないが 北海道知事が表立ってそれを主張することはありえない。
これまでいろんな方の助けをもらいながら野村元理事長初め北海道アイヌ協会こそが努力して実現した 国連宣言/民族自決権も沖縄にとられてしまうのか」と自己中心的で子どもっぽい愚痴をこばしたところ…

先生は「まず 権利はあるものだからとられる/とられないの問題ではないよ」と…(笑)
そして加えて「国連宣言可決のために努力したとしても、その権利獲得のために主張を続けないとだめだ。棚からぽんとおちてくるものじゃない」と言ってくださいました。

あぁ…ごもっともです。
もっと勉強して「自分にはどんな権利/未来があるのか」を知り、それを発信し続けていかなくてはと思いました。アイヌには 自分たちにどんな権利があるか 道民には どんな未来を創造できるか 伝え、それを実現できるようになりたい…なぁ と思ったのでした。

これで本当に終わりにします。

またお会いしましょう^^ スイ ウヌカアンロー!

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