2015年10月20日火曜日

誰の歴史か、誰の大地か、誰の街なのか

祝 様似町アポイ岳 世界ジオパーク認定

みなさん、イランカラテー!

今日はず〜っと書きたくて暖めておいた記事を書いてみようと思っています!^^

 もう先月になってしまいましたが、9月19日に 様似町にあるアポイ岳が世界ジオパーク(地質遺産)に認定された!というのはご存知でしたでしょうか。北海道新聞 9月21日の 朝刊 にも書かれています。
いやぁ めでたい!おめでとうございます^^ 様似町に行きたくなるニュースですね♪

まず ジオパーク とはなにか? あまり聞き慣れないですよね。
ジオパークとは ジオ(地球)に関わるさまざまな自然遺産、たとえば、地層・岩石・地形・火山・断層などを含む自然豊かな「公園」のこと を指すそうです。

そして
山や川をよく見て、その成り立ちに気付くことに始まり、生態系や人々の暮らしとのかかわりまでをつなげて考える場所です。足元の岩石から頭上の宇宙まで、数十億年の過去から未来まで、海や山の大自然からそこに暮らす生き物と人々までを一つにして考える。つまり地球を丸ごと考える場所、それがジオパークです。
と日本ジオパークネットワークのホームページに書かれておりました!


例えば、上の写真の洞爺湖 有珠山もジオパークに認定されているそうです。道内で育った方は「小学校の遠足などで行ったなぁ」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。


そして今回 アポイ岳が認定を受けた 世界ジオパークというのは 日本ジオパーク の上!

日本ジオパークのなかでも(人材や環境面等において)高い質をもつジオパークが 世界ジオパーク として認定を受けることが出来るそうです。



先月、アポイ岳が世界ジオパークに認定され これで国内では8カ所目。

アポイ岳は、プレート同士の衝突によって地下数10kmのマントルから地表にもたらされたカンラン岩でできた山で、アポイ岳のカンラン岩には、マグマができる様子が記録されている。また、カンラン岩特有の植生も見どころ(引用:日本ジオパーク委員会)だそうなので、後世に伝えるためにも 正しく理解され保っていってほしいと思います。

さて ここからが、おもしろい話です。
アポイ岳は  2013年にも日本ジオパーク委員会に世界ジオパーク候補となるための申請を行ったそうですが、なんとこの1回目の申請は失敗。今年が2度目のチャレンジだったそうです。

2年前の敗因は?
上にもリンクを貼りました 道新 の記事によると「ただ、世界ジオパークを目指す13年の国内推薦では『説明が専門的すぎ難解』として落選した。」とのことですが…
これだけが原因なら、わたしはこんな記事書いていませんからね!

取材できなかったのか、あえて書かなかったのかは分かりませんが 日本ジオパーク委員会が出した 世界ジオパークネットワークへの加盟推薦可否に関する資料 には2つの理由が書かれています。

ひとつは ①看板等の説明が難解だということ。そして もうひとつは ②ジオパークを構成する先住民族 アイヌの文化の関わりが薄い ということです。

原文引用:この地域の地学的見どころを植生などと結びつけるなどしてわかりやすく語り切れていないこと、地形や先住民文化(アイヌ文化)などの、 地質と植生以外のジオパークの構成要素についての調査研究の実績とジオパークとしての活用が不 十分であり、より一層の努力が求められる。 

そして今年はどうしたか、というと 地元の様似アイヌ協会や保存会の協力を得て、アイヌ文化やアイヌの歴史をアピールする機会を追加したそうです!

昨日のブログにも書きましたが、北海道に和人が定住したのはそんなに昔々の話ではありません。なにか世界と対等になろう、世界基準に照らそうと思うなら やはり内なる国際化、植民地主義の反省は不可欠なのです。

そして今回の事例は 世界基準達成を成し遂げるためには先住民族の参画が不可欠 ということを伝える最高の事例だったのに、新聞にはあまり取り上げられることはありませんでした。ちぇっ!


そしてまたこんなものも見つけました!

札幌のガイドブック 「札幌でしかできない50のこと」

これは、札幌市及び北海道大学観光学高等研究センターも参加する「さっぽろ観光創造研究会」とタイムアウト東京が共同で作成したもので、札幌市の職員や、北海道大学の教員やスタッフ、生徒、留学生らが地元目線で厳選した観光スポットやレストラン、ショップなど50ヶ所を、タイムアウト独自の「TODO(=そこでしかできないこと)形式」で紹介している(引用 タイムアウト東京ブログ)そうですが…

この50個のTO DOのなかにアイヌに関する記述はひとつもありません。

東京の人がこのことに気付けないのは仕方ないとしても、札幌市はこの事実を認識した方がいいと思いますけど……… 上田市長の後を継ぐ秋元市長には期待していますよ!

アイヌ民族が 様似町を、札幌を…そして北海道を構成する重要な要素のひとつであることを道民みんなが 常識として考えられる、そんな日が来るのを信じて今日のブログを終わりにしたいと思います。

ふぅ…長くなってしまいましたね。ではスイ ウヌカアンロー!

6 件のコメント:

  1. こんばんは。
    学部生ならA-上げてもいいけど、院生ならB+かな。
    まだまだダメ。アイヌ民族がイニシアティヴを取らなきゃ。
    それに、文章に遠慮が滲み出ているね。
    まあ、それでも頑張って!

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    1. 評価をありがとうございます。
      そういえばわたしの修論の評価もBでした。

      がんばります。
      この流れで協会がやっている優秀工芸師制度のことに触れるつもりでした。
      イニシアティブの話もしようと思います。

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    2. あら、表示されるとは思わなかった!
      「ちぇっ!」にはAをあげましょう。
      わざわざ修論の評価まで公表しなくてもいいのに(笑)。

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  2. 秋元によく言っておく、って誰か言って!

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    1. コメントありがとうございます。
      秋元市長が偶然このブログを見つけることを願っています!

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    2. 反応がなかったら、「タイムアウト」と言ってやるといいでしょう。

      タイムアウト 【 time out 】
      タイムアウトとは、処理やデータ転送に時間がかかりすぎる時に、途中で打ち切って終了すること。時間切れ。

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