2016年1月20日水曜日

気付いたときにはもう遅い

有識者懇報告と教科書記述


みなさん、イランカラテー!

や〜 SMAPの生放送公開謝罪… 衝撃的でした…
アイドルグループの可能性を広げつづけた彼らの あの謝罪 がもたらす 芸能界、アイドル市場、ジャニーズ事務所への影響は 今もすごいですが きっと2、3年後また出てくるんでしょうね。

そしてその時 「あぁ やっぱりあの謝罪会見はおかしかった」と振り返るのが目に浮かびます…。



その当時 その問題点に気付かなくて もしくはその危険性に気付いていながらも実行してしまい、時間が経ってから 深刻な問題が発生してしまう… という事例はたくさんあると思いますが…

先日、道内の市民団体が 2009年に提出された アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会報告書 における不十分な記述の悪影響が 教科書の記述に出て来ている、と記者会見で発表しました!

わたしも昨年末から考える会の皆様のミーティングにも参加させていただいて、とても勉強になっています!
仕事だけでは得ることのできない新しい知識をどんどん得ることができますし、何よりも長年 アイヌ民族の歴史、北海道におけるあるべき教育や社会の姿について考えてこられた先生方の近くにいると、その人間性や姿勢に心揺さぶられ、自分ももっと頑張らなくては!という気持ちになります。

今日は 先日の記者会見の様子をお届けしたいと思います!

歴史教科書のアイヌ民族記述を考える会 代表 若月さん

「歴史教科書のアイヌ民族記述を考える会」を立ち上げるきっかけになったのは、4月に道新で取り上げられ話題となった 教科書検定問題 、「アイヌに土地を与えた」という教科書記述に疑問を持った有志の方々によって結成されたそうです。

小学校教諭や元教員やアイヌ協会関係者が中心となり アイヌ民族の、この島の歴史を考える市民集会や勉強会を開きながら 教科書出版会社や文部科学省にも根気づよく アイヌ史に関する質問状を送りました。

考える会が作成した教科書論評

数度に渡る教科書出版会社との質疑応答により、学び舎等の良識ある出版会社が アイヌ史の充実や適切な記述への改正に前向きな姿勢を現した とのことでした^^
市民の声が 適切な歴史記述への道筋をつけるなんて、素晴らしい取り組みではないですか!尊敬です!!行動力と巻込み力がすごいです…うらやましい><

考える会のメンバー(一部)

今後は 教科書のアイヌ民族記述の指標をつくり、本州以南とは異なる北海道の歴史を正しく子どもたちに教えることが出来る、よりよい教育の実現に貢献したいと若月代表はお話ししていました。


また メンバーの方々が口を揃えておっしゃっていたのが
今回 問題となった「アイヌに土地を与えた」という政治的正義を欠く文言が公的な 教科書 に記載されるようになってしまった諸悪の根源は アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会報告書(アイヌ懇報告) だ、ということです。

このアイヌ懇報告は 2008年の「アイヌ民族を先住民族とすることを求める決議」を受け、招集された有識者によって2009年に作成されたものです。

北海道の本州以外の世界とのつながりを希薄に記す、土地問題の政府責任を全く記述しない、近代土地所有概念を理解しなかった理由が差別的であること等々… メンバーの方々があげた問題点を書き記すだけでも論文が書けるくらい…

公的文書であるアイヌ懇報告が不適切/不十分だと それを参考にする出版会社の作成する教科書はどうしても正しい歴史記述からは遠ざかってしまいます。



教科書記述というひとつの問題が そもそも問題は7年も前に出されたアイヌ懇報告だった… という結論を導きだしました。

なるほど。ひとつひとつ片付けて行かないと思わぬところから崩れて行くんですね…。


今日はもう長くなってしまったので終わりにします!
ちょっと中途半端な記事になってしまいましたが、近況報告として書き残しておきます。


22日は映画ミーティングです!お時間ある方はぜひいらしてくださいね♪

では スイ ウヌカアンロ〜



2016年1月15日金曜日

お知らせ

1月の行事

みなさん、イランカラテー!

映画ミーティングの場所が決定したのでお知らせします^^

1月22日(金) 18:30 ~ 20:30くらい
場所 北海道大学メディア・コミュニケーション研究棟
608教室(北17条西8丁目)
観賞予定作品  折れた矢

「折れた矢」という作品は 1870年代のアメリカ・アリゾナ地方を舞台にした 白人とアパッチの物語です。混乱期のなかにも平和を目指した2人のリーダーの物語… とても興味深いですね。

ぜひ一緒に見て、お話ししましょう^^
お時間ある方はどうぞ 北大メディア・コミュニケーション研究棟608教室にいらしてくださ〜い!!






また!映画ミーティングの翌週 1月30日(土)には
インカルペ アイヌ民族文化祭 
  ペウレアイヌの集い(午前)/ ムックリトンコリ大会(午後)があります!

そして… ペウレアイヌの集いでは わたくしが基調講演を努めることになりました〜!


これまで電影社で見てきたような 映画 や ニュース、新聞で先住民族がどのように扱われているか… 海外の事例なんかも見ながら 先住民族が住む社会の理想のあり方を考察してみたいと思います。
また 時間があれば… 今やっているプロジェクトについても紹介できたらと思っています。

これまで精いっぱい勉強したものをウタリの前で披露できる絶好のチャンスです!
わたしはこういう機会をずっと待っていました!(修士論文の発表会もずっと、私たちの仲間の前でできたら…と思っていました)

分かりやすく説明して、みんなからたくさん意見をいただけたらと思っています^^

会場である ピリカコタン はすこし遠いですが… ムックリトンコリ大会も同日に開催されるなど、盛りだくさんの内容になっていますので お時間ある方はどうぞお越し下さい^^

そしてぜひガチガチに緊張したわたしの話を聞いてください(笑)


そしてまた翌日の1月31日(日)には アイヌミュージックコンサートが開かれます!

全道からアイヌ古式舞踊保存会が集まり、演舞を披露してくださるようなので
こちらも楽しみですね♪♪

では またお会いしましょう^^
スイ ウヌカアンロ〜!



2016年1月2日土曜日

謹賀新年

ご挨拶

みなさん、イランカラテー

新年あけましておめでとうございます!
昨年は おもしろい一年で… 本当にたくさんの方々にお世話になりました。いつもブログを読んでくださっている方々、応援してくださっている方々に心より感謝を申し上げます。


電影社を立ち上げる前から、自分には目標がふたつありました。
そのひとつが、思わぬスピードで… それこそたくさんの方のご尽力により来年度中には達成できることになりました。
ここで報告することができないのがとても残念ですが、報告を受けたときは とても自分の自信になりました。行動してよかったと実感し、これからも仲間のために働けることを嬉しく思いました。


ふたつめは、いつ達成できるか分からないですし 不可能だと思われるかもしれませんが
いつの日か国の行政機関のレベルでアイヌが組織する 先住民族省 を設立する ことが自分の目標です。
わたしは アイヌ民族の政策はアイヌ民族が自分たちで決められる社会 というのが 先住民族が住む社会 のあるべき姿だと思っているからです。

夢物語だと笑われてしまうでしょうか。
いや、台湾の原住民族委員会しかり北欧のサーミ議会しかり… 国際的な目線で多角的に社会の成り立ちを考えたときには まったく根拠のない話ではないと思いませんか?


いつまで電影社の活動を続けるか分かりませんが、自分の心には いつも理想を。


大好きなバンドの歌詞にこういうのがあるんです。

僕らは何をしに何処からやって来たのだろう
決してパンを食べるためだけに 生まれて来た訳じゃないよ

僕は勇気を手に入れた 独りぼっちでかまわない
夕べも素敵な夢を見た 僕の欲しいものここにはない
歩いて行くさ 歩いて行くさ

 理解されないことも多いし、うわべだけをすくわれて批判されることもあります。
まだ時間はあるし(笑) ゆっくりゆっくりもっとたくさん勉強しながら、理想の未来をつくっていけたらと思っています。

これからも暖かく見守って、変わらないご指導を頂けたらと思っております!

では!今年も飛躍の一年となりますように^^皆様のご健康とご多幸をお祈りし、新年の挨拶に代えさせていただきます。 スイウヌカアンロ〜!