2016年2月22日月曜日

女性差別撤廃委員会(2)

マイノリティ女性とアイヌ女性


みなさん、イランカラテー

今日は昨日の記事の続きです!
昨日は、これまでの動きをご説明しました。今日は今回のマイノリティ女性の動きについて書いていきたいと思います。

女性差別撤廃委員会による日本審査は2月16日に行われましたが、アイヌ女性は、マイノリティである部落女性・在日コリアン女性と連携し 各省庁への交渉やメディアへの情報提供はその前からはじめていました。

マイノリティ女性に共通する問題は 教育・雇用・女性に対する暴力 の3点で、これらの問題解決のために協働し、下記のエッセンスレポートを委員会に提出しました。

(参照:IMADR HP)

札幌アイヌ協会が報告した アイヌ女性が抱える問題点について説明します。
エッセンスレポートで報告した問題点は4つです。

① 2008年の国会決議等によりアイヌ民族は先住民族として認められ「象徴空間」を核とするアイヌ政策が進められているが、先住民族としてのアイヌ女性への政策を議論する場が未だにないこと。

② 和人と比べ、アイヌ民族全体の進学率や最終学歴は低い状況にあるが、アイヌ女性はさらに深刻な状況にある。また識字率が低く、アンケートに回答した約3割が読み書きに困難を抱えている。(2005年のデータによる)
→子弟への教育支援だけでなく、再教育の場の提供が必要

③ アイヌ女性の半数以上が、個人収入は日本女性の平均を大きく下回る130万円であると回答した。(2005年のデータによる)
→改善するための政策を打ち出すことを求める

④ DV被害を受けても、公的機関に相談に行く人は非常に少なく、診療が必要になる段階まで相談しないアイヌ女性が多い。(2005年のデータによる)
→カウンセラーの研修充実や同胞カウンセラーの育成が必要


② 〜 ④の問題は、実態調査が公的になされないため(それが勧告でも示されているように、問題視しなければならない点です)、札幌アイヌ協会による独自調査により数字が明らかにされたものです。


「うそでしょ?」と思う方もいるでしょう。

土曜日の 自由学校「遊」の集会 民主主義ってなんだ? で、SEALDsの奥田さんは 見えないものは無いものになってしまう ということを言っていました。

 「まさにそうだなぁ」 と感心しました。
マイノリティの問題は主流社会にいては見えてきません。

主流社会の言う「みんな」という視点から欠け落ちているからです。


せめて北海道において「みんな」という感覚が アイヌも和人も含めた視点となるように… そんな未来を望んでいます。
そしてもちろん 日本においてそれが広まることが理想です。


今日は マイノリティ女性とアイヌ女性に共通した問題点をご紹介しました。
明日は審査の様子などなどについて書きたいと思っています!ぜひお楽しみに!笑

では、スイ ウヌカアンロ〜^^

会議場の様子

2 件のコメント:

  1. ②について質問
    3割の識字が困難ってなってますが、この数値の根拠ってなんですか?
    義務教育を受けていれば、個人差はあるにしても識字3割にはならないと思いますが

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  2. 出典データは2005年の調査、結果は下記リンクからご覧頂けます。
    http://imadr.net/books/world_human_rights_21/

    とくに年配のアイヌ女性は最終学歴が中学校と答える方が多く、学校ぐるみのいじめや経済的理由から登校せずに卒業証書をもらったという方が少なくありません。
    上記書籍にはクロス統計もありますので、関心があれば。

    わたしも関心をもって調べるまでは、識字の問題がこんなに深刻だと思っていませんでした。
    「3割にならないと思う」が「非識字はほぼ0割」と胸を張って言えるように、再教育と調査が必要なのです。

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